野口祐子「デジタル時代の著作権」(ちくま新書)

Sep 11 2011 Published by under Book

デジタル時代の著作権 (ちくま新書)
野口 祐子
筑摩書房
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各種創作物に対する著作権制度の現状と問題点,さらにはそれらを解決すると期待されている新しいアイデアについて非常に勉強になった。著者がクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事ということもあってか,フリーに近いライセンスの形態に強いバイアスがあるように見受けられるけど,それが今後の著作権制度のあるべき姿であると多くのインターネットユーザーが共通して感じていることと思う。

本書を読めば,新しいライセンスの形態が収益化の観点を完全に無視しているというものでないということもよく分かる。各国の現行著作権法によって認められる範囲内で,ビジネスとしてカスタマイズされたライセンスを決めていけばよいということだろう。例えば,70年の著作権が認められている著作物についても,著作権者が5年,10年と権利保護期間を区切り,以降は権利を放棄してしまう。それによって広く創作物を拡散させることがビジネスとしてプラスになることだってありえるのでしょう。

今後の動向が楽しみです

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